【中津】友達と味わう幸せな時間|兄弟ビストロ「liben(リベン)」で心ほぐれるフレンチ
お店の場所は「迷える路地裏」
大阪・中津駅からちょっと歩いて、住宅街のなかへ。不安になるくらいの細い路地に。地図読み苦手系なら、「もう次は一人で来られへんかも…」って思うかもです。
そんな場所にひっそりとたたずんでいるのが、ビストロ「liben(リベン)」。
夕方になると、やさしい照明にふんわり照らされた外観がすごくいい雰囲気。扉の前には、すでに予約のお客さんが数組並んでいて、なんらかの一体感が生まれる(笑)。

扉を開けて中に入ると、まず目に入るのはこぢんまりとした中庭。
中庭からは、木のぬくもりが感じられるセンスのいい店内が見えます。


この日は1周年記念の特別コース
この日は、libenの1周年記念ということで登場した「ペアリングコース(10,000円)」。
正直、このクオリティとペアリング込みでこの価格、今どき存在してるのが奇跡!
そんな特別な夜に、仲の良い友人と一緒に行けたことがまず最高。
実はワインの写真をあまり撮れていないのが惜しいんですが、それもまた楽しい時間を過ごしていた証拠、ということで…。

コースのスタートは、白くてやさしい味わいの「根セロリのポタージュ」。
まろやかでふんわり香る野菜の風味に、一口目から思わず顔がほころぶ。
前菜たちだけでボトル空きそうですけど?

続く前菜は、フォアグラのフィナンシェ。「スイーツやん?」って思うけれど、ひとくち食べて納得。
控えめな甘さとコクのバランスが絶妙。上にはエディブルフラワーと砕いたピスタチオがのっていて、見た目も美しい。
この先のお料理に、期待してしまいます。

そして、ここで注がれたペアリングワインがこちら。
Enclos des Anges Fraticello Blanc(アンクロ・デ・ザンジュ フラティチェッロ・ブラン)。
柑橘系のすっきりした香りに、ほんのりハーブ。クセがなくて飲みやすいのに、ちゃんと存在感がある白。

金目鯛と桃かぶのカルパッチョ。
見た目からして繊細で美しく、思わず「わあ…」と声が漏れる華やかさ。
ほんのり甘くみずみずしい桃かぶと、パリっと皮目を炙られた金目鯛がぴたっと寄り添い、
そこにバジルの爽やかさ、わさびのキリッとしたアクセント、キャビアの塩気とコクが重なる!
一口ごとに味が層のように広がっていきます。
和と洋が絶妙なバランスで共存していて、ペアリングの白ワインとも抜群の相性。
この段階でもう、前菜の域を超えてます。

そしてこの一皿に合わせて出てきたのが、
Kloof Street Old Vine Chenin Blanc(南アフリカ)。
フレッシュな果実味とミネラル感。
魚介の繊細な風味にも、バジルやわさびの香りにも、どちらにもしっくりくるペアリング。

次に登場したのは、宇土産塩トマトとブッラータチーズ。
熊本産 塩トマトの甘みと塩気、もうこの時点で完成されてるのに、そこにまるっとブッラータの中のストラッチャテッラ。これがまた、たまらなくミルキーでクリーミーで…。
トマトの濃厚さと、ブッラータのやさしさが口の中で仲良く混ざり合って、まさに至福のひととき。
シンプルな素材なのに、ちゃんと驚きと感動があります。

続いて登場したのは、ホワイトアスパラ ウフマヨとトリュフ。
まず、目の前にお皿が置かれた瞬間、ふわっと香る黒トリュフの香りにやられました。
トリュフってだけでちょっとテンション上がりますもんね。
ホワイトアスパラはシャキッとみずみずしくてほんのり甘い。そこに絡むのがウフマヨ(卵×マヨ)というコク深いソース。
濃厚なのにしつこくなくて、トリュフと一緒に口に運ぶと、ふわっと香りが広がり、もう何も話したくなくなるほどの幸福感。

ここでサーブされたのが、コースのちょうど中盤に出てくるパン。
これがまた美味しくてびっくり。
割ってみるとブリオッシュっぽい?ほんのり甘さを感じるふんわりパンで、ややオイリーなんだけど、そのツヤ感すら食欲をそそる…。
添えられていたのは、ホイップされたような軽やかなバター。これがもう、最高の相棒。
パン自体にもコクがあって、噛むたびにじゅわっと広がる旨み。
そこにバターをたっぷりつけると、もう言葉いらずの美味しさ。
これだけでもうワインいける。胃袋が1.5倍ぐらいあったらおかわりしたい。
香りも食感も楽しい、エビと帆立のパイ包み エスニックソース

さあ、そろそろメイン料理に。
ここで登場したのが、エビと帆立のパイ包み エスニックソース。
見た目からして、パリパリ・ふんわり・香ばしいの三拍子。
ナイフを入れると、軽やかなパイの中からぷりっぷりのエビと帆立が登場。
ぎゅっと詰まった海の旨みに、ふわっとスパイスが香るエスニックソースが寄り添って…これはもう、クセになるおいしさ。

そしてこのお皿に合わせてサーブされたのが、
Zinck Gewürztraminer(ジンク・ゲヴュルツトラミネール)/フランス・アルザス。
ライチや白桃のような華やかな香りが特徴のこのワイン、料理の後味をスッと流してくれる感じ。
和牛イチボのポルトソース

いよいよメインのお肉料理。登場したのは、和牛イチボのロースト ポルトソース仕立て。
しっとりやわらかな赤身肉に、ほんのり甘みのある濃厚なポルトソースがじゅわっと絡む。
「美味しい…」と口から漏れてしまうような、そんな一皿。
脂っこさのかわりに、しっかりとした旨みと奥行きがあって、1周年記念のメインにぴったり。

合わせてサーブされたのは、Crozes Hermitage Rouge / E. Guigal(クローズ・エルミタージュ・ルージュ/ギガル)。
フランス・ローヌの名門ワイナリーの1本で、深みのある赤系果実の香りに、ほんのりスパイスと樽香も感じる余韻の長い赤ワイン。

コースのラストは、しっとり濃厚なガトーショコラ。
派手さはないけれど、濃厚チョコの存在感はあって、気持ちのいい締め。
満足感でいっぱいになりながら、「また絶対来ようね」と友人とにっこり。
libenのコースは、“また頑張ろう”と思えるような、静かなご褒美でした。
メニューには、気になる料理がずらりと並ぶ


前回のメニューも忘れられないので…ついでにご紹介

一口サイズの塩味系カヌレ。外はカリッと、中はもちっ。
「最初からセンスよすぎ」と静かに驚いた一品でした。

帆立の旨みに、シャインマスカットの甘さとエンダイブの苦み。
ヨーグルトソースが全体をふわりとまとめて、静かにクセになる一皿でした。

チーズケーキと思いきや、ひと口で広がる牡蠣の香りと塩味。
淡路玉葱の甘みと胡椒の刺激で、ワインが止まらない大人の味わいでした。この一皿をもう一度。いや、今度はこれを食べに行きたい印象が強すぎて、次回の主役候補に決定。

ふわふわのオムレツに、仕上げは黒トリュフをたっぷり目の前で。
香りが立ちのぼるたび、自然と笑みがこぼれる贅沢な時間でした。

カット面の美しさが、もうごちそう。
見た目以上にやわらかくて旨みたっぷり、シンプルなローストが一番のごちそうだと実感する一皿でした。
まとめ
何度訪れても、新しいおいしさと出会えるliben。
一皿ごとに丁寧な工夫がありながら、肩肘張らずに楽しめる空気感も魅力です。
明るい接客も大好き。
美味しいものが好きで、こぞって新しいお店に出向いちゃうのですが、最近思うんですよね。新規開拓ってしないといけないのか??本当に好きなお店がいくつかあったら、幸せなのかもしれないなー。と。
と、そんなことを思わせてくれるビストロです。
- 店名:Liben(リベン)
- 住所:大阪市北区中津3-13-10
- 電話:06-6616-8727
- HP:食べログページ
- SNS:https://www.instagram.com/_liben/
- 予約:https://www.tablecheck.com/ja/liben
- 営業時間:火~金 17:00~23:00、土・日・祝日12:00~15:00、17:00~23:00
- 定休日:月曜
次回は、台湾の小籠包の名店「京鼎楼(ジンディンロウ)」をあべキューで見つけたので、うれしくてランチしてきました。どうぞお楽しみに!


